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SEX-UP UNDER WEAR ×
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エロスとオマージュを身にまとい

Text & Edit_Maruro Yamashita
Photo_Shin Hamada

この秋冬からWISMにて取り扱いを開始していた、中目黒の知る人ぞ知るこだわりのショップCALIFORNIA STOREによるオリジナルブランド<SEX-UP UNDER WEAR>。初回投入のTシャツやロンTが大好評となり、すぐさま第二弾として企画されたのがWISM別注によるスウェットのシリーズ。ブランド名からも想像ができるように、”エロ”をモチーフとしたこのブランドとWISMの出会いと馴れ初めについて、CALIFORNIA STOREのオーナーでもある秋山孝広さんと、WISMの新バイヤーである堀家龍に話を聞いた。

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ー California Storeはいつ頃オープンしたんですか?

秋山:8年前ですね、今9年目なんで。

ー お店のオープンと同時に、<SEX-UP UNDER WEAR>をスタートしたんですか?

秋山:そうですね、はい。

ー そもそも、何故“エロ”をコンセプトにしようと思われたんですか?

秋山:実は、以前にもずっとブランドやってたんですよ。お店とかは持っていなかったんですけど。その頃からエロTeeとかをずっと作り続けていたんですね。当時って、エロをモチーフにしたアンティークのグラスとかが古着屋さんとかにあっても、大概そういうところでは非売品になっていて売ってなかったんですよ。だから、そういうものが買えるお店を作りたいなって思いがあったんです。しかもそういうコンセプトのお店なんて余りないだろうなって思って始めたんです。

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ー 元々エロTeeを作られていたのって、どういう切っ掛けだったんですか? “エロ”をコンセプトにってのは余り無いと思うんですが。

秋山:Tシャツの古着を見つけたってことが切っ掛けになるんですかね。ふざけてるのが多かったんで。

ー 元ネタとなるような古着があるということですか?

秋山:そうですね。70年代っていうより、80年代の方がふざけてるやつが多かったんですかね。多分それくらいの年代の物だとは思うんですけど。

ー いわゆる日本で人気のあるレギュラーの古着よりも、秋山さん的にはそういったユーモア、エロを感じるアイテムの方が面白かったということですね。

秋山:間違いなくそうですね。

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ー 今回のWISMとの取り組みはどのようにスタートしたんですか?

堀家:ずっと前からアッキーさんのこともCALIFORNIA STOREのことも知っていて、凄く興味を持っていたんですが、単にポップな感じってところの切り口ってだけではやりたくなかったんですね。アッキーさんの作るものに存在する、昔のものへのオマージュとかっていう要素を自分は知っていたので。本人を目の前にしていうのはあれなんですけど、結構じわじわとリサーチして、やっぱりこのタイミングでやりたい! と思って、声をかけさせて頂いたんです。展示会の帰りに、市さん(前任のディレクターである市之瀬智博)を掴まえて、近くだから挨拶にだけでも行こうよって、ご挨拶させてもらったのが初めですね。そのときに想いを伝えさせてもらって。最初はアッキーさんもウンウン、て感じだったんですけど、お話しさせていただく中でこうやって実現できました。自分的にはこの<SEX-UP UNDER WEAR>がWISMに並んでるってだけで感動なんで、最初に入って来たときは泣きそうになっちゃって。やべーすげー良い! って。インポートのイケてるコートとか、それこそ<STABILIZER GNZ>のデニムだったりとか、そういうものと合わせて着たときに格好良いでしょっていう提案。それと、これこそがWISMっぽいねっていうか、他にはないスタイルっでしょっていうところで、どうしてもやりたいって思っていたんです。

ー 確かに、他にはない唯一無二って感じですね!

堀家:そう。最初はTシャツとロンTが入って来たんですけど、あっという間になくなっちゃって。ボディ自体を安定供給出来ればなと思って、いろんなスポーツブランドの展示会を回ったんですよ。そのときに、コットン50%にポリエステル50%みたいな、言い方合ってるか分からないですけど、面白い感じの生地で、サイズ感も良い意味で野暮ったいのを見つけたんで、これにアッキーさんのプリントが乗ったら滅茶苦茶格好良いのが出来るんじゃないかなって思って、改めてスウェットをお願いしました。

ー WISMで展開してる分は、普段秋山さんが使用しているボディとは違うんですね?

秋山:そうなんです。別注ってかたちにさせてもらったんですね。その方がお互いに良いかなって。あっちにあるのはあっちでしか買えませんよ、そのかわりうちに来てくれたらうちでしか買えないものがあるし、っていう方がお客さんにも提案しやすいし。

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ー なるほど。ちなみに、秋山さんは堀家さんから、WISMでの展開の話をされた時は、率直にどのように思われましたか?

秋山:卸をやってなかったので、悪い意味じゃなくて結構警戒しましたね(笑)。市之瀬くんのことは昔から知ってたんで、WISMのことは知っていたんです。WISMでやってたレセプションにこっそりお邪魔してたこともあるし。

ー では、WISMに対しての印象はいかがでしたか?

秋山:僕、WISMさんに限らず、セレクトショップさんていう形自体に、なんていうんですかね、そんなに自分自身興味を抱いていなかったっていうのが正直なところです。僕は基本的に古着とかが好きだったんで、そいういうお店ばかりに興味があって。だからさほどしっかり見たことはなかったんです。でも、そういうお店さんから提案して頂いたんで、僕の中でもビックリでしたね。ベイクルーズさんの対応は優しかったんで、やらせてもらおうかなって思いました(笑)。

堀家:品質表示とかはこっちで付けるので、アッキーさんはとにかく刷って納品してください! ってお願いして。

ー 商品は全て秋山さんの手刷りなんですか?

秋山:そうです。お店もM、L、XLの3サイズしかやってないんですけど、たまにサイズ切れちゃったら、その場で刷ってお客さんに売ってあげています。そうするとお客さんがとっても喜んでくれるので。それ見てると、僕も感動しちゃって。これちょっと面白いなって。まぁこの規模だから出来るんですけどね! 目の前で擦ってあげるときは、普段とプリントの色を変えてあげたりすることが出来るんですよ。

ー それはスペシャル感がありますね! 今ってセレクトショップさんの売り場で、古着を展開しているところも増えて来てますよね。

堀家:そうですね、それがトレンドになっちゃってるんで。別に否定はしないんですけど、餅は餅屋みたいなところあるじゃねーすか。誰かに頼んで古着をやるとか、勿論それはそれでエッセンスとしては良いんだけど、やっぱりセレクトショップは新品を売っているっていうところに、自分は違いをつけていたいんですよ。だから、アッキーさんが手で刷っているっていうのも、凄い良いなって思ったんです。新品だけど、古着のように選べるっていうのって。

秋山:僕下手くそなんですよ。刷るのが。だから一枚一枚違っちゃうんですよね。

堀家:そういう一枚ごとに異なるカスレとか、古着にある版ずれみたいなのが、新品であるって結構すげーなって思うし、それは他のセレクトショップでは出来ないんじゃないかなって思うんですよ、うちはやるけどね。

秋山:B品として返品されちゃいますね。

ー WISMとしては、逆にそこが良さだっていうことですね。

秋山:ちゃんとしたやり方をしていないんですよ、シルクスクリーンの。独学なんで知らないんですよね(笑)。

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ー 今後WISMでは<SEX-UP UNDER WEAR>をどのように展開していくのでしょうか?

堀家:常に店頭にあるっていう状態にはしておきたいんです。単なる単発企画ではなく、WISMに行けば面白可笑しい、イケてるスウェットやTシャツが必ずあるよねっていう風になるように。今後は、合コンの時にハマるグラフィック、みたいに一つずつテーマを掘っていっても面白いかなって思っています。男に生まれたんだから、<SEX-UP UNDER WEAR>を格好良く着こなしてみろよ! どうだ!? っていう提案も少なからずあるし。今までのうちのお客さんにいなかったような、本当に古着が好きそうな人たちも来てくれるんですよね。それは、アッキーさんがやってることに対してのリスペクトもあるし。最終的に何かに落とし込めているってのが、重要な要素何ですよね。

WISM別注の<SEX-UP UNDER WEAR>

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秋山さんが一枚ずつ手刷りでプリントを施している、WISM別注によるスウェット類。コットンポリの生地感が、良い塩梅の野暮ったさを感じさせてくれる。秋山さんによる、古着へのオマージュを通した愛と、”エロ”へのこだわりを強く感じるデザインばかり。 各 ¥8500

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